英語学習に音読による暗唱は有効か
シュリーマンという歴史上の人物がいる。遺跡を発掘した人として有名だ。しかし同時に、外国語学習の天才としても知られている。
シュリーマンは音読による暗唱によって、多数の外国語をマスターした人物だ。
これに感化され私も暗唱による英語学習をしばらく実践したことがある。
MAXがTOEIC480点の時だ。(というか学生時代に一回しか受けたことがなかった。その時の点数である。)
実践方法
暗唱する対象を選定する。私の場合は、Green Mileという小説を選択した。もちろん英文である。
これを毎日音読して覚えていく。一日1ページぐらいを暗唱して、次に進むという方法である。
意味が分からない文章・単語がほとんどだが、そこは日本語訳された小説を読んで、確認する。とにかく暗唱する量を増やすため、単語をいちいち辞書で引くということはしなかった。
これを2~3カ月おこなった。
結果
TOEICテストがこれだけで、600点代になった。
その他のTOEICに関する勉強は一切しなかったにも関わらずである。
この時TOEICを受験したときは、TOEICの出題形式すらよくわかっていなかった。(だいぶ昔の学生時代に一度受験したきりで、TOEICの形式も変わっていた。)
その後
英語の勉強は続けて、TOEICテストの点もどんどん上がっていったものの、この学習方法はやめてしまった。
理由は、とても続けるには苦しい、ということだ。
苦しい理由
- やってもやっても終わらない。(選んだ英文が長すぎた)
- こんな文章覚えて意味があるのかと感じてしまう。
- 音読する関係上、通勤時間などの隙間時間にはできない。
まとめ
効果は十分あると感じたものの、実践した当時は、以下の問題があった。
- 暗唱する対象の選定ミス(対象が長すぎる)
- 英語力が不足(あまり意味が分からないまま暗唱していた)
TOEIC910点をとったいま、さらなる英語力向上のために、再度チャレンジする予定。
暗唱対象としては、有名人のスピーチを考えている。一定の長さはあるが、小説ほど長くない。自分の好きな歴史上の人物や有名人のスピーチは、暗唱の対象として適切ではないだろうか。
実践した結果を、後日当blogで公開する。