海外研修(インド)で学んだこと(コミュニケーション編)

僕は過去に二か月ほど、インドへ海外研修に行っていました。
これは1か月目は、プロジェクトマネジメントなどのIT系の座学の研修で、残りの一か月はできるだけ実践に近い形で模擬プロジェクトを遂行するという研修でした。(つまりITを勉強しながら自然と英語を鍛える。)
英語自体の研修はほとんどありませんでしたが、すべて英語で講義と模擬プロジェクトが行われます。

つまりすべてのコミュニケーションは英語で行われます。私は初めての海外研修であったので、英語というかコミュニケーションでは苦労しました。

その時の経験から英語が流暢でない場合、どうやってコミュニケーションを成立させたらよいかということ、つまりテクニックみたいなものが3つ私の中でできましたので、これを紹介させていただきたいと思います。

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不明点が出たらすぐに質問する

これは当たり前と思うかもしれません。でもシチュエーションによっては、なかなか質問しづらい時があります。

たとえば周りの日本人がすべて理解している、もしくは理解しているふりをしているのに、自分がわかっていない時などです。

やっぱり質問しなければいけません。テクニックというより度胸の問題です。
でも、これには2つのメリットがあると思います。1つは、質問することで一方的なコミュニケーションから対話形式になるということ、2つ目はこちらの英語レベルを認識してくれるので、わかりやすく、ゆっくりしゃべってくれる可能性があるということです。
そういう意味でも、疑問を感じたらすぐに質問することは意味があると思います。

簡単な使い慣れている言葉を使う(難しい言葉を使わない)

かっこいい表現をしようと、難しい単語をネットで調べてみて、会話で使ってみても伝わらなかったことが多かったです。理由は発音です。発音しなれていないため、インド人が聞き取れないことが多かったです。

模擬プロジェクトの中で、システムの瑕疵対応期間の説明をする必要があったのですが、辞書でうまく検索できませんでした。でも、簡単な言葉を使って、「システムのリリース後、3か月の期間を提供します。その三か月間で不具合が見つかった場合、無料で修正させていただきます。」のように説明すると、理解していただけました。また、冗長にはなりますが内容の詳細説明が含まれるので、認識の齟齬を防ぐという意味でも、有効かと思います。

相手の言葉を理解できない場合は自分の言葉で言い直す

相手の言っていることがよくわからなかった場合、自分の言葉で言い直すことで比較的正確に理解できることが多いと思います。
自分の理解が間違っている場合は、訂正してくれるからです。
それでも理解できない場合はどうするか。対面の場合はホワイトボードなどに図を描くことだと思います。そうすることで、かなりわかりやすくなります。
では対面でない場合にどうするかですが、つまり電話の場合、わからないのでメールを送ってくれということが解決策の一つかなと思います。
中途半端にOKと言わないことが大切かと思いました。

一番危険なことは、わかったようなふりをして案件を前に進めることです。

まとめ

もちろん英語がすごくできる人には関係ないと思いますが、実際に英語を使う業務が来た場合は、英語を勉強してからやるというわけにはいきません。
英語に多かれ少なかれ不安を抱えたまま何とか進めていかなくてはならない場合がほどんどだと思います。
そういった場合に、少しは参考になるのではないでしょうか。

このインド研修を通じて、何とか頑張れば、英語でコミュニケーションできるという自信ができました。それと同時に、IT系知識と英語の両面において不足している部分もはっきりわかりましたので、この研修を無駄にしないように、今後も継続的に努力していきたいと思います。

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